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睡眠時無呼吸症候群

なぜ今、睡眠時無呼吸症候群なのか?

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome: SAS、通称『サス』と云います)は、日本に940万人の潜在患者がいると推定されています。なおかつ、どの年代に認めるかといえば小児、若年者、中年男性、閉経後女性、老年と、非常に幅広い年代に認められる疾患です。

しかし、診断と治療を受けているのはわずか50万人ほどで、大変少ない状況です。なぜかというと、SASは症状に気づきにくい疾患だからという理由だけではなく、医療者側の啓蒙や治療介入不足がある為、正しく診断と治療が広まっていない現状があるからなのです。

SASは他の疾患を誘発し、SASは進行する

SASは様々な疾患や生命に関わる疾患に繋がることがわかっています。

成人であれば仕事のパフォーマンスを低下させるだけでなく高血圧、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症などの生活習慣病の発症因子でもあり、心筋梗塞、心房細動の再発誘発、脳卒中、心不全にもなります。

小児では扁桃肥大、アデノイド、肥満等が主な原因ですが、SASが学力低下、注意欠陥多動性障害(ADHD)や広範性発達障害につながる症例があります。

老年では加齢に伴い特に体の構造変化つまり、リモデリングによって、舌根が沈下し嚥下機能が低下して誤嚥性肺炎を発症します。

SASになりやすい人はどんな人?
痩せていてもSASがある!

SASは肥満症の病気と思う人がいます。確かに肥満で首回りの脂肪組織が増えていたり水分過多の人はSASになりやすいです。

しかし日本人は顔面頭蓋が小さいため肥満以外でもSASを認めます。

特に顎が小さい、後退している人は、舌根が沈下しやすい人であり、SASになりやすい人です。

鼻が詰まっている人も鼻呼吸が出来ず開口、口呼吸となって舌根沈下し、無呼吸に繋がります。

縄文人と弥生人の想像図

図1は、縄文人と弥生人の想像図です。(国立科学博物館の名誉研究員、日本歯科大学客員教授馬場悠男先生提供)

 

 

側面頭部X線規格写真の強調想像図

図2の写真は、側面頭部X線規格写真で比較しました。縄文顔では気道が短くて太い、弥生顔では気道が長くて細い所見です。(写真では、あたかも『異星人』のようなデフォルメが加わっています)

SAS になりやすい顔と病態の関係

弥生顔の気道は縄文顔に比べ狭くて空気抵抗が高く、空気が通りにくく、いびきが発生します。そして、気道がつぶれて無呼吸が起こるのです。これがSASの病態をあらわしています。

SASではだんだん気道が長く狭くなる為、気道抵抗に打ち勝って強く呼吸をしなければなりません。その呼吸では舌骨と喉頭が下に引っ張られ、気道が長く細くなります。

すなわち、縄文顔であったのが弥生顔へと変化してしまうリモデリングを起こします。その結果、いびきが気流制限に、気流制限が低呼吸に、低呼吸が無呼吸にと、それぞれの呼吸障害が重症化していきます。

SASに誤嚥性肺炎が多い理由が明らかに

年をとると、全身の筋力だけではなく舌根の筋肉も痩せ衰え、嚥下機能が低下します。大脳基底核のラクナ梗塞を合併しても嚥下障害が発生します。また以前よりSAS には誤嚥性肺炎が多いことは疫学研究で明らかでした。2022年、新たに舌骨下垂・喉頭のリモデリングが進行する程、睡眠中の口腔内嫌気性菌などの常在菌を含んだ唾液を誤嚥しやすくなることが新潟の河野茜先生によって発見されました。即ち、SASに誤嚥性肺炎が多いのは、舌骨下垂・喉頭のリモデリングの進行が原因でした。

SASの正しい診断とその後の治療

幅広い年代に発症し、他の疾患を誘発し、徐々に進行し、最後はリモデリングにより誤嚥性肺炎に至らしめるSASを正しく診断し、治療する必要があります。そのためには、まず簡易PSG、鼻腔通気度検査、側面頭部X線規格写真、精密PSGなどが基本となります。

SASの治療

単純性いびき症などでお困りの方や、軽症の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の方は、マウスピースを使用します。

中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療は、CPAP(Continuous Positive Airway Pressure:持続陽圧呼吸療法、シーパップといいます)が第一選択肢です。但し、中等症でもCPAPの適応にならない無呼吸症もあります。

CPAPで治療を行っていく過程で、通常のCPAPでコントロール出来ない症例の場合は、上位機種に変更して設定の調整が必要です。中枢性無呼吸が増えた症例や、無呼吸低呼吸指数が高いままの場合も、同様の検討が必要です。

無呼吸は減ったけど、いびきや低呼吸が残存する症例もあり、担当医師の設定変更で対応が必要です。

CPAP圧の的確な調整や工夫必要になります。

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